ポアンカレ予想を証明したペレルマンの話。証明に至るまでの過酷な頭脳労働の結果、世捨て人みたいになったのかと思っていたが、この本によるとそうでもない。まず証明はインターネットに発表した、というが、コーネル大学のそれ用のサイトに発表し、主たる関係者にも発表の事実をメールしている。つまり、ネット時代の発表の仕方としてはノーマルっぽい。さらに、この発表後アメリカに招かれMITやストーニーブルックで講演までしている。人付き合いを一切断ってしまうのはこうした経緯の後なので、証明発表後の数学界および世間の反応にイヤ毛がさした、というところらしいが、人の心の中はわからない。
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