NHK 「地球大進化 6 ヒト 果てしなき冒険者」

シリーズ最終集はヒトの進化のお話。
ご先祖のそのまたご先祖と辿っていけば
 猿人→原人→旧人→新人
のような一本線が描けるのであろうが、実際は途中で多数の枝分かれがありたいへん複雑。
枝分かれした後は同時代に複数のヒトが共存していたことになるが、結局一つの枝を残して他はすべて絶滅。

近いところではネアンデルタール人で、3万年くらい前までいたらしい。もし彼らが今日まで生き残っていたらどうなっただろうか?
彼らは言葉を操ることができなかったらしい。そうすると、現生人類すなわちホモ・サピエンスとは全くコミュニケーションをとることができず、結局「ネアンデルタール人居留地」みたいなところに押し込められて生きつなぐ、ということになるであろう。要するに不幸な結末である。

同じような不幸な運命をたどりそうなのがアフリカのハザ族だ。彼らが民族として成立したのは6万年前から7万年前というから、まだネアンデルタール人がいたころだ。ところが農耕化の進行で狩猟民族たる彼らの居場所はじわじわなくなりつつある。
しかし、周囲から孤立しているようなハザ族でも日本製の文化包丁を持っていたりするから、こっちからはうかがいしれない何らかの物的ネットワークを持っている。彼らもある日商売替えして巧みに生き残るかもしれない。

とにかくヒトは歯止めがきかない。
ほどほどで満足してしまうような草食系は絶滅し、拡大再生産あるのみ、というような肉食系にとってかわられてしまう。

今のヒトが進化して次なるヒト、超人が生まれる可能性は全くないようだ。進化が起こるには突然変異が遺伝して孤立したグループ内に固定される必要があるが、文明が全地球を覆っている今、その孤立がない。

そうするとこのヒト、いつまでたっても今ぐらい愚かなまま、文明を暴走させて最後は自滅、というかんばしくない未来しか待っていないようである。

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